売上代金を頂戴するにあたって口座振替を利用している理由を4つ。私の場合は日税サービス。

 

 

売上代金を頂くにあたって私は口座振替を利用しています。

支払いで口座振替を使うことはままありますが、今回の話はお金を頂く側の口座振替です。

今回は私がなぜ口座振替を利用しているのか?についてのお話です。

 

 

口座振替を利用するワケを両者の立場から

 

一般的な税理士業務に関する料金は、毎月の定額料金(いわゆる顧問料)と決算時のみの年に一回発生する料金(決算料)で構成されています。

これら以外に、年末調整や確定申告などがあると別途料金が生じることが多いです。

私は(顧問しているクライアント以外の)確定申告だけは請求書を発行し、お振込頂くようにしていますが、それ以外はすべて口座振替を利用しています。

年末調整や借入のお手伝いなどがあって費用を請求する際も、毎月の口座振替金額に上乗せして頂戴しています。

 

料金設定が基本的に定額、あるいは定額でなくとも毎月発生するような業態であれば、口座振替を利用しない手はないんじゃないかと。

もちろんそんな便利なサービスを利用するので一定の手数料はかかります。

それでも口座振替を使い続けることになっているメリットを見ていきたいと思います。

 

 

売上代金を頂く立場から

 

売上代金を頂戴する立場から考えると次の4つが口座振替のメリットと言えます。

・とにかく事務作業が減る
・売上代金の未回収のリスク軽減
・再請求の気まずさ軽減
・入金される時期が決まっているので資金繰りしやすい

では順に見てみます。

 

・とにかく事務作業が減る

 

請求書や領収書を発行する作業の事務負担が軽減されます。

毎月請求書を作成して郵送(送り状も印刷して、切手貼って、のり付け)するのか。。。

web郵便だったとしても。。。

メールに添付すれば郵送の手間はなくなるものの、請求書自体を作成(コピペだとしても)する作業と、メールへの添付忘れや宛先間違えがないように送信する事務・精神的負担は消えません。

 

・売上代金の未回収のリスク軽減

 

口座振替される口座に請求額分の残高があれば、売上の未収という事態にはなりません。

入金されるまでが仕事、なんてよく新人研修などで言われますがその通りです。

もしたまたま残高がなくて振り替えできなかったとしても、翌月にまとめて振り替えさせて頂けばいいだけです。

それでも振替できない、以前の請求分しか振り替えられない(意図的?)のようであれば取引自体を考える必要がありますね。

 

・再請求の気まずさ軽減

 

一度請求しても振込みがない場合、二度目の請求はどのタイミングですべきか。

2週間後か1ヶ月後なのか。

お客様から振り込まれるまで待とうホトトギスなのか。

字余りひどいですが、振り込まれるまで請求作業を繰り返し、待ち続けるのか。

 

何度も請求書を印刷して郵送する、メールするというのは非常に手間と神経も使いますよね。

口座振替であればある種機械的に再請求、再々請求をかけられます。

再々請求まで行くようならそもそも取引自体を・・・です。

 

・入金される時期が決まっているので資金繰りしやすい

 

毎月決まった日にお客様の口座から振り替えし、一定の営業日後にこちらの口座に入金されることが多いでしょう。

(代行会社への手数料と、(私の場合)は源泉所得税が引かれた手取りが振り込まれるようになります。)

売上の入金日が毎月一定しているだけで資金繰りが断然やりやすいのは言わずもがなですね。

なお、口座の残高不足で振り替えができなかった場合は事前にお知らせがあります・・・それはそれで予定が立てやすいので助かります。

 

 

クライアントにとってもメリットはある

 

口座振替は、振り替えられる側(お客様)にとってもメリットがあります。

 

・事務負担の軽減

 

現金の用意・振込み手続き等の事務負担・手間を省いてもらうことができます。

現金でお支払頂く時、気を遣ってくださる方だとお釣りのないようにしてくれたりします。

中には新札を用意下さる方も。

振込みにしてもネットバンキングならまだしも、窓口やATMで並んでお振込みなんてもう大変でしょう。

そのような省くことができる手間を省いてもらうことができ、時間もかけずに済みます。

 

・金銭面の負担がない

 

口座振替であれば、銀行などの振込手数料はかかりません。

そうなんです。こういった費用負担はありません。

 

 

まとめ・私が利用している口振の会社

 

ということで、口座振替が便利で精神衛生上もグッドだということを書いてきました。

・とにかく事務作業が減る
・未回収のリスク軽減
・再請求の気まずさ軽減
・入金日が一定で資金繰り良し

 

ちなみは私が利用しているのは㈱日税ビジネスサービスです。

税理士協同組合が運営している会社で、

料金ざっくりですが、ネット型で入金が月一回なら「月額基本料1,800円+月額手数料1件につき240円」(税抜)となっています。

例えばお客様10件として、1件につき月420円てとこです。

 

日税サービス以外にも、NSS(日本システム収納代行㈱)という大同生命グループの会社もあります。

お客様の件数によって多少手数料の差がありますが、それよりこの2社には所属税理士会によって棲み分けのようなものがあるるようです。

東京税理士会であれば日税サービス、関信や東京地方税理士会だとNSSという。。。

ただ東京地方税理士会の方でも日税サービスを利用しているケースもあるので、これはマストという訳でもないようですが、NSSを東京税理士会の税理士が利用すると、東京地方税理士会の税理士なら使えるはずの機能の一部が制限されるとか。。。

 

いずれにせよ実際に利用される際は問い合わせしてその時点での最新情報を確認した方がいいですね。

1年分の手数料バックなんて割引もあったりしますので。

 

では今回はこの辺で終わりにしておきます。

 

 

 

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《編集後記》
昨日は終日事務所にて3月決算法人の入力。

《兄弟日記6歳4歳》
次男が早口言葉を覚えてきました。
なまむぎ・なまごめ・なまたまご「生麦・生米・生卵」
自信満々に言ったのは、
なまくび・なまぐみ・なまたまご
「生首(恐っ)・生グミ(ナマのグミ?)・生卵(これは正解)」でした 笑

 

 

◆この記事は執筆時点の想いをもとに書いています。
また、税制も執筆時点のものになっており、記事によってはその後の法改正が反映されていない可能性がありますのでご注意ください。



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