私は、会社でもフリーランスでも事業を始めた方には借入・融資をオススメします。その理由は2つ。

 

 

税理士という職業柄もあって、しょっちゅう借入・融資に関する話をしています。

そのへんのところから今回は、開業予定・起業した方に向けて借入をオススメする理由を述べていきたいと思います。

 

 

借入・融資って言っても知らない人は知らない

 

融資のこと、資金調達の方法なんて知らない人は知りません。そりゃそうです。

独立前に借りるとしたらせいぜい住宅ローンでしょうか。

開業すると事業運営上で借入をする可能性がありますが、

どこで借りたらいいか
いくら借りるべきか
何年で返済したらいいの
政策公庫?信金?銀行?
保証協会って何?
プロパー?いや、まだプロパーは厳しいですね
リスケしたい

税理士によっては借入は社長任せってこともあるみたいですけど、どっちかと言うと私は踏み込んでいくタイプです。

銀行など金融機関とも直接話しますし、許されれば金融機関との面談にも同席してしまいます。

 

まだ一度も借りたこと無いんだけど
すでに借りて返済もしていて、追加で融資を申し込むつもり
また来月出店するからさ
公庫から借入しませんか?ってハガキ来てるけど
銀行からぜひ融資したいって話がきてる
保証協会からNOと言われた
消費者金融から借りるしかないか
これで借入できなかったら本当にヤバイ

軽い感じで話すこともあれば、鬼気迫る状況もあります。

 

 

・・・と言うよりそもそも借りる必要あるんでしょうか?

私は次の2つの理由から、事業を始めたら借入を申し込むことをおすすめしています。

無論私も日本政策金融公庫から500万借りています。

(※ここでの借入は、消費者金融やカードローンのような高金利の借入ではなく、銀行や信金・日本政策金融公庫からの借入を前提としています。)

 

 

本当にいつどうなるか分からないから

 

業績がいつどうなるか分からないから借りておいて下さい。

【とりあえず】借りておいてください。ってよく言います。

とりあえずってそんな適当な・・・と思われてしまいがちですが、投げやりに言っているわけではありません。

 

よく言われることですが、お金がショートしたらその事業は強制終了です。

仮に利益が出なくても、お金があれば事業を継続できます。

 

お金がなくなっていく、売上が減るなんていつでも起こりえます。

・お客様0件の状態から起業する
・事業開始当初、見込んでいた売上がたたなかった
・売上割合の大きな取引先がいきなり仕事をくれなくなった
・主要な取引先が倒産した
・震災などで仕事が激減した
・自分が入院した
・売掛金の回収が後ろ倒しにされ、外注先に支払えない
・事業に関する法律が改正されたことで売上が減少
・税務調査による予期せぬ税金の支払い
・詐欺にあった
・従業員に横領された などなど

自分が何も悪いことをしていなくても窮地に追い込まれることってありませんか?

列挙したのは実際に私が目の前で見たことです。

 

前期の業績が良かったからって当期も良いとは限りません。

広告デザイン業の方ですけど、「うちってほんと水商売ですから」とよくおっしゃっています。

それくらい明日のことはわからないってことですね。

 

本当にいつどうなるかなんて誰にも分からないから、とりあえず借入しておきましょう。

借入しても使わなければいいんです。

予期せぬ事態に対処できるように預金残高を増やしておきましょう。

 

 

本当にどうにかなってしまいそうなときに借りやすくしとくため

 

先ほど列挙したようなことが実際に起きてしまったと。

すぐにお金が必要だから借り入れしようと思ってもすぐに借りれなかったら?

そんな時に借入をしやすくするためには、前もって借入をしておき返済の実績を積んでおく(金融機関との取引を始めておく)のが有効です。

事前に借りていたからといっても必ず借りられるか分かりませんが、ド新規で借入を申し込むよりは断然借りやすくなります。

 

「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」

このようなフレーズ見聞きしたことがあるかと思います。

銀行も営利企業ですから商売にならないようなところには貸してくれません。

銀行にとっての売上は利息ですから、貸しただけじゃなく、元本と利子を耳揃えて返してくれて始めて銀行業が成り立つわけです。

業績が傾いた会社との取引を渋る(融資しない)のは至極当然ですよね。

 

更にそれが初めてお金を貸す会社となると一層渋ります。

初めての取引って相手がどんな会社か慎重になりますよね。私だってそうです。

 

何を言いたいかというと、初めてじゃない状況を作っておくことがミソなんです。

そのためには予め借入をしておいて、毎月毎月返済をしていくことが単純でも重要です。

『返済実績』を作っておきましょう。

 

 

まとめ

 

今回は開業予定・起業した方に向けて借入をオススメする理由を書いてきました。

何でもそうですが、この借入に関しても見解が分かれるところです。

無借金がよろしいという方もたくさんいます。

ですが今日書いたことが借入に対する私のスタンスです。

 

 

 

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《編集後記》
昨日は打合せ1件。
税理士として年間36時間の研修を受講しなければなりませんでしたが、無事クリアできて一安心。

《兄弟日記6歳4歳》
食事中1人が話し出すともう1人も負けじと話し始め、どちらも譲らないのでどんどん声が大きくなっていきました。
もう本当にうるさい!ってことで、話がある人は挙手を、と言うとおもしろがってちゃんと手をあげて1人ずつ喋るようになりました 笑

 

 

◆この記事は執筆時点の想いをもとに書いています。
また、税制も執筆時点のものになっており、記事によってはその後の法改正が反映されていない可能性がありますのでご注意ください。



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