定期券にメリットはあるのか?通勤している経営者、フリーランスの場合。

 

 

 

北千住に移転してからいつもの習慣で当たり前のように定期券を購入しました。

1ヶ月分の定期券で1万円です。

以前の新宿までの距離感と乗り継ぎからの定期代、北千住までのそれとを考えたときに1万もするか〜高くないか〜と思いましたので調べてみました。

 

 

定期券を買うメリットは薄い

 

往復の電車代が500円

1ヶ月分の定期代は10000円(20日分)

3ヶ月分の定期代は28800円(57日分)

6ヶ月分の定期代は54500円(109日分)

1ヶ月の勤務日数を20〜22日とすると得しているような気がします。

年単位で見てみると、2017年の土日祝は117日あるので勤務日数としては248日あります。

土日祝以外にも年末年始休暇で4日、夏期休暇で5日、その他直行直帰の日や出張や病欠などで10日程カウントすると実際の勤務日数は229日となります。

実際の勤務日数229日で比較すると3ヶ月分の定期だと1000円くらい損してます。

6ヶ月分の定期で5000円くらい得していますね。

 

※これは私鉄1路線だけを利用している場合です。試しに新宿まで(私鉄、地下鉄、JR乗り継ぎ)も計算したところ割引率はもっと高く、3ヶ月定期でも金額的には得していました。

 

ですが次のようなことを考慮するともはや定期券を買うメリットって無いように思えます。

・54500円を先払いしてパスモなどに大金が入っている状態での紛失リスク

・シルバーウィークなどで大型連休を取って出勤日数が減る

・インフルエンザ罹患や不意の事故で休み、忌引きなどで出勤日数が減る

・6ヶ月定期券を買った後に事務所を移転した、出勤日数を減らした(払戻しもできるが手間がかかる)

・そもそも週4しか出勤しない

・そもそも定期券を定期的に買う手間が面倒

 

 

昔からあるものを信用し過ぎない

 

学生の頃から定期券を使ってましたし、定期券は切符よりお得なものなんだと信じきっていました。

社会人になってもずっと定期を買っていました。交通費は会社持ち(自分のお金)ではないので正直あまり気にしていませんでした。

実際のところ毎月1ヶ月分の定期を買っていると少額ですが事務所に損をさせていたことに初めて気づきました。

 

経営者やフリーランスの場合は何をするにしても自分の懐からお金が出て行きます。

今回は定期券ということで些細なことかもしれませんが、身近なことでも直感的に何か違和感を感じたら調べるググる癖をつけておきたいですね。

この調べるという作業も大変ですし、何でもかんでも調べてたらキリがないですし、それこそ本業がおろそかになって目に見えない機会損失を被っているかもしれません。

その辺はバランスとりながらですね。

 

自分で調べて気づきを得ることでそれが血となり肉となり、誰かの役に立つんだと思います。

 

 

 

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◆この記事は執筆時点の想いをもとに書いています。
また、税制も執筆時点のものになっており、記事によってはその後の法改正が反映されていない可能性がありますのでご注意ください。



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