開業したての時期は借入しやすいから一度借りてみる。まずは『日本政策金融公庫』から。

 

 

私は、会社でもフリーランスでも事業を始めた方には借入・融資をオススメしています。

という記事を先日書きました。

「とりあえず」お金を借りてみましょう!とよく言っています。

理由は上の記事に書きましたが、要は先のことは誰にも分からないから自分でリスクヘッジしておきましょう、ということから融資を勧めています。

 

では、どこからお金を借りたらいいんでしょうか・・・?

やっぱり「日本政策金融公庫」を利用するのがベストです。

そして、借りるタイミングは開業したての頃がベストです。

 

 

日本政策金融公庫とは

 

まずは日本政策金融公庫の簡単な説明ですが、

日本政策金融公庫(「にほん せいさく きんゆう こうこ」と読みます)は、100%政府が出資している金融機関です。

日本政策金融公庫のHPの基本理念にはこう書かれています。

国の政策の下、民間金融機関の補完を旨としつつ、社会のニーズに対応して、種々の手法により、政策金融を機動的に実施する。

(日本政策金融公庫HPより)

「民間金融機関の補完を旨としつつ〜」とあるように、民間の金融機関が充分に貸付を行えないようなフリーランスや小さな会社にも積極的に融資をしてくれます。(基本的には)

つまり、借りる側にとっては民間の金融機関よりこの日本政策金融公庫の方がハードルが低いということですね。

 

また日本政策金融公庫には、新規に独立した・起業した方向けの「創業融資」というものがあり、まだ事業の「実績が無い」ような方への融資にも力を入れてくれています。

では、次にその「創業融資」の内容を見ていきます。

 

 

創業融資なら借りやすい

 

創業融資、創業融資と言っていますが、創業時の融資の種類は様々用意されています。

・新規開業資金

・新創業融資制度

・中小企業経営力強化資金

この他にも、女性・若者・シニアの起業家向けの融資などもあります。

 

上記した融資の中には開業したての「創業時」だけではなく、開業してから7年以内までOKな融資もあります。

たくさんの種類がありますから、実際に融資を申し込む時にどの種類に該当するのか(一番メリットがある融資制度)、担当者と相談するのが通常です。

 

次に創業時の融資(特に「新創業融資制度」)の特徴・メリットを見ていきます。

 

実績が無くても借りやすい

 

開業したてですから事業の実績がありません。

実績といったら法人なら決算書、フリーランスなら確定申告書のことです。

開業した年はまだこれらがありませんが、ない状態で融資を受けられるのは創業融資だけです。

 

通常の(銀行とか)融資であれば2期分の決算書の提示を求められます。

実績があることが前提なわけですね。

でも日本政策金融公庫は先ほども書いた通り、民間が貸しにくい(貸したくない)ところ(フリーランスや小さな会社)に貸してくれる(ことが多い)ということです。

もちろん、計画書などで事業の見通し、利益予想などは提出し、理解を得られなければなりません。

 

無担保・無保証

 

新創業融資制度の場合は、無担保・無保証です。

有り難いです。本当に。

これは日本政策金融公庫の創業融資の大きな魅力の一つです。

 

経営がうまくいかずもし会社がつぶれてしまったとしても、経営者個人は借金は返さなくてもいいのです。

いいんです。

(※融資の種類によっては経営者の個人保証は付けなければならないものもあります)

 

借入限度額・金利

 

新創業融資制度の借入限度額は3,000万円(運転資金は1,500万円まで)です。

この金額どうでしょう?

業種にもよりますので一言では言えませんが、まずまずの金額ではないでしょうか。

 

ちなみに「運転資金」とは、ざっくり言うと、借り入れしたお金の使い道が自由な融資です。

何に使ったか領収書などを出す必要はありません。

もう一つあるのが「設備資金」で、これは特定の何か(設備)を買うためのお金を貸してもらうというイメージです。

 

金利は1%後半〜2%台が多いです。

実績がない状態で何百万、何千万と借りていますし、後で事業が傾いてきた時じゃ借りにくいし、黒字倒産の防止になるし、借りれた会社という体外的な実績が作れるしetc・・・これら大きな利益享受に比べたら高い金利だとは思いません。

 

 

まとめ

 

今回は開業したての頃にお金を借りてみてはいかがでしょう?といった内容でした。

借りたい時に(業績悪くて)借りられないくらいなら、必要なくても借りやすい時期に借りておくのは一考に値するんじゃないでしょうか。

特に日本政策金融公庫は開業したてのフリーランスや小さな会社への融資に積極的ですから渡りに船ですよね。

 

 

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頭の片隅と預金口座に消費税額を|設立3期目・免税から課税事業者になったとき・中間消費税がなかった期。

《編集後記》
日本政策金融公庫の担当者も銀行員も、借入に積極的な会社には好意をもってくれますし、いろんな提案もしてくれます。
(貸してくれるかどうかは別にして)
それなりにいい関係を築いておきたいものです。
(すぐ異動してしまうかもしれませんが)

《兄弟日記6歳4歳》
昨日長男が初めて逆上がりできました。
家に置いてある折畳式の鉄棒でだいぶ前から頑張っていたので、本人も本当に嬉しそうでニヤニヤを隠しきれていませんでした^^

 

 

◆この記事は執筆時点の想いをもとに書いています。
また、税制も執筆時点のものになっており、記事によってはその後の法改正が反映されていない可能性がありますのでご注意ください。

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