医療費控除の確定申告を(国税庁)確定申告書等作成コーナーで自分でする方法【2018(平成30)年分】

 

 

こんにちは、東京都足立区の税理士_佐藤@zeirishi_satoです。

 

今回は、

医療費控除の確定申告を

国税庁の確定申告書等作成コーナーを使って

自分で申告する方法を見ていきます!

 

 

このようなことありませんか?

・今年だけ医療費があって確定申告しなければならない

・税理士に頼むと戻ってくる所得税より費用の方が高い

・医療費控除の還付金なんてたかが知れているけど、少しでも戻ってくるなら申告しておきたい

・税務署に行くと混んでるので、自宅でやりたい

・毎年確定申告するわけじゃないのに、e-Tax(電子申告)のためにカードリーダーを買いたくない(郵送でいい)

・IDパスワード方式?税務署にその登録に行く時間ないし、自宅で済ませたい

 

このような状況の方だと、パソコンでちゃっと入力して、

確定申告書を印刷、税務署に郵送する

という方法が一番ラクで、スピーディだと思います。

 

では、見ていきましょう!

 

 

前提

・収入は給与のみ

・年末調整は済んでいる

・確定申告書は書面(紙ベース)で郵送

 

 

用意しておく書類

・源泉徴収票

・マイナンバーがわかる書類(ご自身と扶養親族のもの)

・医療費の領収書

 

 

それでは、国税庁の確定申告書等作成コーナー(該当サイトにとびます)を

使った確定申告のやり方をご紹介していきます。

このコーナーを開きつつ、一緒に進めていきましょう!

 

 

確定申告書作成コーナーの手順

 

トップページはこうなっていますので、「作成開始」をクリックして入りましょう。

 

「印刷して書面提出する」

 

ここでは推奨のOSやブラウザが表示されますが、問題なければ、右下の「次へ」。

 

平成30年分を選択

 

1番左の「所得税」をクリック

 

左の「給与・年金」を選択

 

必要書類揃えたら「次へ」

 

生年月日を入れて、右下の「次へ」

 

ここにチェックを入れて、次へ

 

2箇所にチェックを入れて、次へ

 

医療費控除にチェック、次へ

 

 

ここは、見本に従って、お手元の源泉徴収票の金額を入力します。

入力したら、次へ

 

ここも源泉徴収票に金額入っていれば、その金額を埋めます。

もしどこも金額が入っていないようなら、1番下にチェックを入れて、次へ。

 

ここも該当箇所を入力していきましょう

 

確認したら次へ

 

 

訂正がなければ、次へ

 

「入力する」をクリック

 

医療費控除を適用する

 

ここでは1段目を選択します。

もし医療費の領収書が何十枚とあるようなら、2段目の方が速いでしょう。

 

「入力する」

 

ここで、領収書を見ながら埋めていきましょう。

領収書が2枚以上あれば、下の「続けてもう1件入力」

すべて入力し終わったら「入力終了」

 

確認したら「次へ」

 

一番下のG欄に所得から控除できる金額が表示されます。

この金額は実際に戻ってくる金額(所得税)ではありませんのでご注意を。

 

 

確認したら「入力終了」

 

ここの金額が、戻ってくる金額(還付金額)です。

まだ入力は続きますが、いったん確定申告書を見てみたいなら、真ん中の「申告書の表示」。

次ページに進むなら「次へ」

 

「あり、なし」にチェックして、次へ

 

戻ってくるお金(還付金)を振り込んで欲しい口座の情報を入れます。

 

氏名、電話番号などを入力

 

住所などを入力。

「提出年月日」は空欄にしておいて、印刷後に手書きするのがいいでしょう。

 

マイナンバーを入れて、これで入力は完了です!

 

次は印刷に進んでいきますが、ここでちょっと休憩、また明日、なんてときは「入力データの保存」をしておくこともできますよ。

「入力終了」をクリックしたら、とうとう次は確定申告書の印刷に入っていきます。

 

 

 

印刷、添付書類と郵送の準備

ここで印刷していきます。

 

次へ進む

 

印刷したらその内の申告書A第一表(提出用と控用)に押印していきます(認印でok)

この「申告書A第一表」をクリックすると、確定申告書の押印箇所を教えてくれますので、

その通りに押印しておきましょう。

 

次に、添付書類を添付書類台紙に貼り付けます。

□源泉徴収票
□申告者本人の確認書類※

※ 申告者の本人確認書類の提示又は写しの添付が確定申告の都度必要です。(毎年必要)
本人確認書類の例は下の「添付書類台紙」にも書かれています。
・マイナンバーカードを持っている→マイナンバーカードのコピー(だけ)
・マイナンバーカードを持っていない→ ①通知カード + ②運転免許証、健康保険者証など
(注)配偶者、扶養親族の本人確認書類は不要です。

貼り付け方は、赤枠の辺りに本人確認書類を貼り、上に少しずらした位置(青枠)から源泉徴収票を貼るといいでしょう。
その他の添付書類はこの台紙の裏面に貼り付けます。

 

あとは、郵送の準備です。

郵送先は所轄の税務署です。課や部門は必要ありません、「◯◯税務署 御中」で届きます。

提出先(所轄)の税務署は、申告書を印刷したときに最後のページの下の方に載っていますので、

それを切り離して封筒の宛先として貼り付ければokです。

 

封筒の中に入れるものは、印刷したもの+返信用封筒です。

①確定申告書
②医療費控除の明細書
③提出が必要な医療費の領収書※1
④添付書類の台紙
⑤返信用の封筒(切手を貼っておく)※2

※1 ↑の上の赤枠にありますが、一般的な医療費の領収書は提出が不要になりました。
(提出しない代わりに、5年間自宅で保管しておく)
ですが、おむつ証明書など一定のものはその書類を提出しなければなりませんので、チェックしておきましょう。

※2 後日、税務署の印が押された「控用」が返却されます。(この重さに対する返信用の切手を貼っておきます。)
送料(切手)はご自身の負担となりますので。

 

提出できる期間は、今回のように税金が還付されるケースであれば2019年1月から提出可能ですし、

早めに申告できれば税金の還付時期も通常より早いことが多いです。(通常は1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかる)

 

以上です!

お疲れ様でした!

数年に一度あるかないかの確定申告であれば、大変だったと思います。

最後に、確定申告書を投函すれば終了です。

あとは還付金が口座に戻ってくるのを待ちましょう!

 

 

 

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《編集後記》
クライアントの従業員さん、「医療費控除やってもらえませんか?」
「(費用)2万+税かかりますが・・・」
「・・・自分でやります。。。」
そんな方がいらっしゃるのでこの記事作成となりました。

《兄弟日記7歳5歳》
いくら注意していてもかかるときはかかる。
次男がインフルエンザにかかり、うつされないように家の中が厳戒態勢に。。。

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◆この記事は執筆時点の想いをもとに書いています。
また、税制も執筆時点のものになっており、記事によってはその後の法改正が反映されていない可能性がありますのでご注意ください。



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