確定申告の無料相談員で初めて申告書の手書き→確定申告書を書き間違えたときの修正方法は?
確定申告の時期に入ると各地域で無料相談が行われています。
東京税理士会_足立支部に所属している私は足立区役所にて相談員を務めてきました。
噂では聞いていたんですが、その相談会では確定申告書を手書きすると。。。
この業界に10年いますが、パソコンで専門ソフトを使って申告書を作ってきましたので、「手書き」というのはしたことがなかったんです。
ですが会場に着いたら上の方からアナウンスがあって、相談員である税理士が直接申告書を書く(作る)わけではなく、あくまでも相談に来られた納税者の方がご自身で申告書を書くこととなっていました。
申告納税制度がある日本では納税者が主役、私は脇役ということです。
確定申告書を書き間違えたときの訂正方法
納税者の方が確定申告書を間違えないように注意して書いていても、どうしてもはちべえってしまうことがありますね。
確定申告書を書き間違えてしまった場合どうやって修正したらいいのか?
まさか新しい申告書にイチから再度手書き?
二重線ひいて実印で訂正印押せばいい?
答えは国税庁のHPにありました。
訂正するときは、訂正する文字を二重線で消し、近くの余白に正しいものを書けばいいだけなんです。
訂正印も不要です。
足立区役所での無料相談会はどんな感じか
以前、北千住駅の近くの路上で税の無料相談員を経験しましたが、その時は確定申告のように期限が決まっているものでもないので、訪れる方も多くなく、どちらかと言えば時間が余っていました。
その時はこんな記事を書いています
【税を考える週間】東京税理士会_足立支部が開催する「税の無料相談所」の相談員になってきました。
ですが今回の無料相談会は、期限が決まっている確定申告に関する相談会なので来られた方の数が比になりませんでした。
おそらく常時70人〜100人位はお待ちになっている方がいたんじゃないかと思います。
皆さん1時間以上は待たされていますからなかなか殺気立っていました。
我々税理士側も一人でも多くの確定申告書を仕上げるためにチャキチャキ作業を進めていきました。
確定申告書を作り、実際に納税額あるいは還付額を算出しますからミスは許されません。
また無料相談だからと言って何でもかんでも簡単な内容というわけでもなく、納税者の方を目の前(距離としては50センチ位)にしながら時に複雑な処理をこなしていくので、頭の中は超フル回転、脇の下はびっしょりといった具合でした。
この脇ですね。
作った確定申告書は医療費控除、年金、2箇所給与、保険解約金、事業所得、ちょっと角度を変えて高額療養費制度のご相談になっていたのもありました。
お越しになった納税者は圧倒的にご年配の方が多かったです。
そして電子申告ではなくて、紙ベースで確定申告書を作りたいというご要望が多かったのは印象的でした。
我々相談員の数はこの日は10人、日によって違いますがだいたいこれくらいだと思っていいでしょう。
その他、e-Taxで電子申告してくれるブースが2席だけありました。
ただそこでもまた行列ができていて、紙ベースで申告書を作りたいんならなおさら無理して電子申告はせずとなってしまいます。
私はPCを持参して、(机が狭いので膝の上に置いて)国税庁HPの確定申告書作成コーナーからひたすら入力して、完成した申告書を見本に手書きしてもらうスタイルをとりました。
私は確定申告書作成コーナーを使い慣れていたので、この方法が最もミスが少なく、早かったです。
このような相談会を経験するとあーした方がいいこーした方が効率的と色々考えてしまいますが、これはこれでいいんでしょう。
これはこれ。それはそれですね。
《関連記事》
【グレーゾーン】100人の税理士が申告書を作ると100通りの申告書ができあがる。だからブログを書く。
なんでまた税理士になんてなろうと思った?人生のリスクヘッジのため。
《編集後記》
昨日もひたすら確定申告。所得拡大税制と格闘。
《兄弟日記6歳4歳》
幼稚園年長の長男はもうあと何日かで幼稚園生活が終わり。
もう一度年少さんから始めたいな〜と言っていたので楽しい幼稚園をおくれたんだなと思いました。
また、税制も執筆時点のものになっており、記事によってはその後の法改正が反映されていない可能性がありますのでご注意ください。
◆個別・単発の税務相談を承っております。自分の状況に合わせて相談したい!という方はこちらへ↓
個別・スポット相談
足立区北千住の『佐藤崇税理士事務所』
小さな会社様(従業員数5名以下)、フリーランス・個人事業主様に特化して税務サービスを提供しています。
■ 佐藤崇のプロフィール
■ 個別・スポット相談
■ 顧問契約_法人・会社
■ 顧問契約_フリーランス・個人事業主
■ 執筆・取材・出演のご依頼
■ 税理士受験生と税法大学院について語り合う会
■ はじめての会社_入門記事まとめ